痛みや違和感がある場合のセルフケアをご案内させて頂きます

多くの場合、それらの症状は『巻き爪』もしくは『陥入爪』によって爪と皮膚が過剰に接触していることが原因で引き起こされています。一時的な痛みや軽度の炎症であればテーピングによるセルフケアで症状を緩和することが可能です。

テーピング処置によって症状が治まっても、爪の形を正常化させいるわけではありません。爪の切り方のミスマッチや過剰な歩行・爪への圧力などで、同様の症状を引き起こし易いことには変わりはありませんので、症状が強くないうちに処置を開始することをお勧めいたします。

理想的なの爪切りについて

巻き爪になる原因は数多くありますが、その中でも特に重要になるのは爪の切り方です。爪は伸ばしすぎるとストッキングや靴下、もしくは靴の内部で圧迫を受けて爪が曲がる力を作り出します。対して短すぎる場合には体重の分、床に押し付ける力が爪の周りにある肉を持ち上げ、それらが爪を包み込もうとして側方から爪を押す力を発生させます。

爪は『長すぎず・短すぎずのちょうどよい長さ』を保つことがとても大切です。ちょうどいい長さは足趾の形状や爪の幅など個人差があります、一般的な爪の形状であれば次のような管理をお勧めいたします。

すでに巻き爪となり症状をお持ちの場合や、外反母趾や偏平足などで爪に外圧が加わり易い状況においては『ちょうどよい長さ形』が上記と異なってしまうため、そのような場合においては専門家にアドバイスをしてもらう必要性があります。当サロンでは一人ひとりに最適な爪の管理に対する指導も行っていますので、ぜひご相談ください。

爪にトラブルが起きた際の注意点

爪にトラブルが発生した際、この写真のように絆創膏やテーピングを続けると症状が悪化してしまう場合があります。包み込むことでテープの圧力が爪と周囲にある皮膚のぶつかりを増加させてしまいます。また、包み込んでいる部分では場合によってふやけた状態となり、爪が脆くなってしまう恐れもあります。包み込む処置は感染症を防ぐ効果がありますが、これらのデメリットも存在しますので症状がなかなか治まらない場合には専門家による早めの処置をお勧めいたします。